下の写真の事故を見て、どちらの車に過失(悪い)か考えてみてください。
タクシーが交差点に進入しています。
左から軽自動車も進入してきました。
衝突寸前です。
ついに衝突しました。
どう考えられましたか?
パッと見は、軽自動車にタクシーが突っ込んだように見えます。
この事故、当初、双方が信号が青で入ったと主張されていました。
しかし、タクシーのドライブレコーダーで、軽自動車が赤で入った事が判明しタクシーに過失がないことが立証されました。
この事故の場合、ドライブレコーダーをタクシーが装着していなかったらどうなっていたでしょうか?
目撃者がいなければ、まず水掛け論となり、良くて50:50悪ければ、軽自動車の横にタクシーが突っ込んだということでタクシーが悪いということになるかもしれません。こういった事故を解決するのがドライブレコーダーです。
(この資料は国土交通省等が作成したチラシから引用しています)
このように、ドラレコは、様々な状況下で起こる事故の一部始終を目撃しています。下記国土交通省のホームページでは、ドラレコが撮影した事故の瞬間の動画をご紹介しています。
映像記録型ドライブレコーダー(以下「ドライブレコーダー」という。)とは、車両に大きな衝撃が加わった前後十数秒の時刻、位置、前方映像、加速度、ウィンカー操作、ブレーキ操作等を記録する車載カメラ装置のことです。
運転しているすべての時間の映像を記録するのではなく、荒い運転をしてしまい「ヒヤッ」「ハッ」とするようないわゆる「ヒヤリハット」を経験した場面や事故が発生した前後十数秒の前方の映像を記録することができます。
(現在は常時録画型も多くなっています。)
記録された映像を見ることにより、運転者がヒヤリハット・交通事故を起こしやすい運転行動を振り返って客観的に確認することができます。これにより、運転者は自身の好ましくない運転特性を把握し、その反省を生かして安全運転に対する意識を向上させ、交通事故に遭うことを防止できます。
また、交通事故時やヒヤリハット時の映像を基にして交通安全教育を行うこともできます。 (警視庁HP)